アフリカ・ルワンダで今儲かるビジネスはこれだ!

デンタルフロスへの遺恨

今日もご訪問ありがとうございます。

アフリカ・ルワンダ会計士の笠井です。

先に断っておきますが、もし本気でアフリカでビジネスを考えている方がこの記事に辿り着いたのなら、一切読む必要ありません。

有益な情報の「ゆ」の字もありません。

 

さて、本日は興味深いビジネスを見つけたのでご紹介します。

が、その前に私の歯について話さなければなりません。

前回のブログで、ルワンダで虫歯になるととんでもない医療レベルにより悟りを開けるが大ダメージをくらう可能性があるため、逆に歯を磨くべきだと悟りを開きました。

www.yugablog.com

しかし、単に歯を磨くだけでは足りません。

なぜなら私は、家族内で、虫歯ができやすいことで有名です。

年に1回日本に一時帰国しますが、前回は2個、前々回は6個虫歯を治療しているほどです。

奥の歯はほぼ銀歯です。

たぶんですが、前世は虫歯菌だったと思います。

日本の歯医者で泣きながら相談したところ、毎日デンタルフロスをした方が良いというアドバイスをいただきました。

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絶対にルワンダ現地の歯医者に行きたくない私は、日本で不必要な量のデンタルフロスを購入しました。

しかし、私の歯って銀歯が多くて、フロスを隙間に挟むと、引っ掛かってなかなか取れなくなるんですよ。

で、ある日、いつものようにフロスで磨いていたところ、また取れなくなったんですね。

そこで思い切って引っ張ったところ、

「カランッ」

という音が。

 

な、なんと…

 

ぎ、銀歯が取れてしまったではありませんか!

 

ルワンダで絶対に歯医者に行きたくないから、わざわざ日本から大量にデンタルフロスを買って毎日ケアしていたら、逆に銀歯が取れて病院に行く羽目になってしまった男が鏡の前にいるわけです。

 

サンスターさん訴えようかとも思いましたよ。

 

歯医者の新しいビジネス

とりあえず、必死に病院を探しました。

そして、とある1件の歯医者に辿り着いたわけです。

評判は悪くない。

が、不思議な物を売っているという。

早速尋ねてみました。

すると受付で、何か怪しげなものを買っているお客を発見。

 

こ、これは…

 

豆腐!?

 

なんと、歯医者で豆腐を売っているのです。

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歯医者に豆腐、

全く関連性が掴めません。 

 

確かにあの白い立方体は歯を連想させます。

今もしマジカルバナナが放映され、板東さんが

「歯といったら豆腐」

と言ってもセーフになるでしょう。

今まではハンターハンターのパクノダに記憶を読み取られても歯から豆腐は連想されなかったですが、

今はまずい。

連想してしまっている。

別な事考えて読ませない様にしようとしても無駄だ。

偽証は不可能である。

 

なぜ豆腐を売っているのか受付のルワンダ人に聞いたところ、

「歯医者だけじゃ経営が厳しい」

との答え。

まず、一般の受付嬢が会社の財務状況を把握しているという事実ね。

風通しが良いとかいうレベルではありません。

もはや吹き抜けです。

そして、会計士としては見過ごせない発言。

継続企業の前提に重要な疑義が生じてしまっています。

しかも、その経営難を脱するための起死回生の一手が「豆腐屋」なのです。 

「豆腐の調子はどうだい?」と聞くと、

「まぁまぁよ」との回答。

そう、歯科部門の経営難を、豆腐部門が見事に補完しているのです。

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今や日本の「Tofu」は世界へ飛び出し、ルワンダの歯医者を救っています。

確かに、ルワンダに来る外国人が増えている今、豆腐マーケットは拡大の一方でしょう。

競合も少ないです。

買えるのは、数少ないアジア系のレストランのみ。

さらに、なんとルワンダ政府は豆腐に対して特別な規制をかけていません。

これがインドやエチオピアならば、今頃厳しい粛清に遭っていることでしょう。

完璧過ぎるマーケットです。

 

多角化で有名でルワンダにも進出しているDMMが、事業を豆腐1本に絞るのも時間の問題でしょう。

私のルワンダの会計事務所でも参入を検討するかもしれません。

 

しかし、問題もあります。

参入障壁が恐ろしく低い。

豆腐の微妙な味や触感の違いなど、そこらの外人には53万%分かりません。

豆腐の波乗りジョニーシリーズが内陸国のルワンダに進出したところで、波に乗れないことは明白です。

今後、マーケットの動向、競合会社の状況のみならず、政府の規制、豆腐の最先端の技術力、社会への影響等を総合的に勘案しながら、コアコンピタンスとは何かを突き詰めていくことが肝要でしょう。

 

豆腐の効果 

ところで、豆腐にもすがるほどの経営難、どれだけ歯医者としての腕が低いのかビビっていましたが、幸か不幸か歯医者としての腕は問題なく。

そして問題の豆腐ですが、最初は買う気はありませんでしたが、これまた治療中に頭から離れないんですね。

 

歯医者の豆腐とはどんなものなのか。

 

キシリトールが配合されているのか。

 

口臭の匂いがするのか。

 

 

…た、試してみたい。

 

果たしてこの欲求を止められる人間がこの世にいるのか。

 

 

気付いたら、豆腐を購入している自分がいました。

 

しかしね、残念ながら、もちろん味は可もなく不可もなく。

ただし、次に歯に問題が生じたらまたこの病院に来て豆腐を買うでしょう。

そう、ここがミソなのです。

つまり、こうして豆腐の売上のみならず、豆腐を餌に歯医者のリピーターも増やしていく、完璧なビジネスモデルだったのです。 

 

さて 、今夜は冷ややっこで1杯いきますか。

 

 

 

 

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