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アフリカ・ルワンダ会計士の笠井優雅です。
原因不明の病
最近まで私全身がこんなんでした。
アフリカのルワンダに来てからずっと原因不明の病気に侵されているんです。
定期的に体中に水泡が出来るんですね。
全身にね、ガチャピンの腕のブツブツみたいのができちゃうんです。
何より痒みが半端じゃない。
セブンイレブンの営業時間より長く掻きむしってます。
さらに、ちょっと汚いんですがね、1週間は体液がだだ漏れするんですね。
なので、ガーゼや包帯しないと、服がすごい汚れるという。
治まるのにだいたい3か月くらいかかり、足の裏にできた時は歩行困難に。
一番最初に水泡が出てきたのは、先にルワンダに来ていた私が鬼嫁様と合流した直後です。
ピンと来ましたよね。
名探偵のコナン君が閃いた時くらい電流が流れましたよね。
ストレスだって。
これは大変です。
鬼嫁様を見たら反射的に水泡ができてしまうのですから。
こんなんパブロフの犬状態じゃないですか。
このままだと残りの人生鬼と水泡だらけね。
離婚の原因になりますよ。
水泡離婚です。
こりゃいかんと思ってすぐに病院に行きましたよ。
最初の病院では、原因も分からず症状が悪化したので、皮膚科の専門に行きました。
私「先生、痒いし痛いし、これはなんでしょう。」
先生「これは虫よ。布団が汚いのよ。布団を干しなさい。」
え、今布団汚いって言った!?
ディスったよね?
しかもにわかに虫だとは信じられません。
蚊の虫刺されというレベルではありませんから。
私「先生、ちゃんと生体検査とかしてください。」
先生「必要ないわ。あなたがやることは布団を清潔にすること。」
そんなに布団大事!?
さっきから布団に対する執着半端ないんですけど!
私「でも、虫じゃないと思うんです。だって、シーツ交換していますし、子供と妻も一緒に寝ているんですよ?」
先生「虫はあなたのことだけが大好きなのよ。」
絶対納得できないよねこの診断。
もうね、たぶんカルテには、
「こいつの布団は汚くて虫が湧いている上に、虫はこいつのことが異常に好きなはず」
って書かれていたと思うよね。
その後、昨年も同じ症状に遭い、そして数か月前にも水泡が出来ました…
今回はね、自分なりにどの病気に該当するか調べましたよ。
すると、類天疱瘡って病名を発見。
この病気、最悪の場合は細菌感染から死に至ることもあるそう…
死に至ることもある!?
もうこうしてはいられません。
今度は、こっちも知識を付けていますからね。
今日こそは原因を突き止めてやると意気込んで、1年ぶりにいつもの皮膚科に行きましたよ。
私「お久しぶりです。」
先生「えーと、いついらした方でしたっけ?」
私「1年前に布団が汚いと言われた者です。」
先生「あー、あなたね。布団清潔にした?」
私「布団は清潔だと思うんですけど、また水泡が出てきまして。」
先生「じゃあまだ布団が汚いのね。」
これね、布団が汚い者と自己紹介しないと思い出してくれなかったショックと、布団がまた汚いと言われたショックったらね。
今回は私の調べたことも説明しました。
しかし先生あくまで虫が原因だと。
そして今回は画像を見せてきたんですね。
その画像を見ると…
確かに私の症状とすごい似ているんです!
虫の名前も日本語でも調べました。
そこには聞いたことある名前が。
トコジラミ(もしくは南京虫)
(By Jiří Humpolíček [CC BY-SA 2.5 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.5)], via Wikimedia Commons)
トコジラミとは
英語名はBed Bag。
成虫は5-7mmで、体色は吸血前は薄黄色からやや赤褐色を呈すが、吸血後は吸血した血液が透けて見えるためより濃い茶色となる。
刺咬する際に唾液を宿主の体内に注入するが、この中に含まれる物質が引き起こすアレルギー反応で激しいかゆみが生じる。刺咬の痕跡は1ないし2週間以上消えない。
雄成虫は、末端に良く発達した〇二スを持つ。
(参考:トコジラミ - Wikipedia:フリー百科事典、2017年5月19日 (金) 22:58)
末端に良く発達した〇ニスを持つくらいですからね、これはさすがに危険でしょう。
痕跡は、私の場合半年は消えないし、2年経ってもまだ消えていない跡もあります。
これでは海でナンパもできません。
寝る時も異常な痒さです。
ただの虫刺されとは思わない方が良いです。
蚊の痒みなどないに等しいくらい痒いです。
日本ではあまり見かけないものの、外国人の荷物に付いてきたりして、旅館などでも出てくるようになったとか。
発展途上国の安ホテルならなおさらいる可能性があるようです。
毎日掃除している私の家でも出たくらいですからね。
トコジラミへの対策
こいつらの駆除はすごい大変なんです。
何せ、末端に良く発達した〇ニスを持つくらいですからね。
住居では、畳や、ベッドの裏、接合部分、絨毯の裏等、あらゆる隙間に潜んでいるそうなので、全てチェックです。
熱に弱いそうなので、スチームクリーナーで熱死するのもよいらしいです。
また薬剤はエアゾール系が効果的らしいですが、正直、市販のものでは歯が立たないでしょう。
掃除機も全ての場所は無理なので、結局業者を呼ぶ必要があります。
それでも薬剤では卵を殺すことは難しいみたいで、業者による殺虫剤と掃除機とスチームクリーナーで、根気よく殲滅させるか、ベッドならもはや捨ててしまうかというレベル。
ちなみに、ルワンダだと業者は1万円くらいで、「うちのは卵も余裕で殺せる」と言ってきます。
どんだけルワンダの薬剤強いの!?
もちろん、あまり信用していませんが。
旅行先では、付着されないために荷物へ防虫剤を入れる、
安いホテルに泊まるときは自前でシーツや防虫シートなどを使用する、
などがありますが、正直ないよりマシな程度ですね。
見つけたら、即ホテルを変えるべきです。
そして刺されたら、ちゃんと病院行きましょう。
私のように跡が残ります。
なぜ私だけ刺されるのか
しかしね、未だに理解できないです。
なぜ、鬼嫁様や子供達は刺されず、私だけ刺されるのか。
いろいろ分析した結果ね、私はこう解釈しました。
なにせ末端に良く発達した〇ニスを持つ種族ですからね。
発達していない私を敵とみなしたんでしょうよ。
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