アフリカの生活コストをみくびると俄然破産する件

皆さん、ブログ見ていただきありがとうございます。

アフリカ会計士の優雅です。

 

皆さんの中にはきっと、私に対してこう思っている方がいらっしゃるでしょう。

「こいつは、きっとアフリカの物価が安いことを利用して、金を貯めている輩だ。なんて嫌なやつだ。ブログ見んとこ。」

と。

今日はこの偏見にモノ申します。 

実際、色々な人からアフリカって物価安いでしょ?と言われます。

これは半分正解、半分間違いです。

結論から言いますと、

独身の方で、田舎で活動するような方でしたら、コストはかなり抑えられると思います。

しかしね、家族で来ていて、首都に住んでいるような場合には、コストはむしろ日本より高いですから。

ルワンダの生活費の実態を、

①日本より明らかに安いコスト

②日本と同じくらいのコスト

③日本より明らかに高いコスト

④アフリカ特有のコスト

の観点からご紹介します。

 

①日本より明らかに安いコスト

果物・野菜、お肉

現地で生産できる農作物等はとにかく安い!

例えばじゃがいもは、45円/kg。

パイナップルは丸ごと1個で80円。

お肉は日本と逆で、牛が一番安く、牛→豚→鳥の順で安く、平均すると600円/kgくらい。

ただね、牛肉超絶固いですから。

私ルワンダに来て、数世紀分アゴが進化を遂げたと思います。

 

ビール

ビールも安いです。

330mlの瓶で100円ちょっとくらいです。

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毎日飲んでも安くすみますね。

鬼嫁様にはビール瓶で殴られるかもなので、私は滅多に飲みませんが。

 

②日本と同じくらいのコスト

電気代、水道代

我が家は4人家族ですが、月に、電気代でだいたい13,000円、水道代で4,500円くらい。

 

外食

現地食であれば200~300円で食べられますが、首都のレストランは高いです。

ランチは700円から1,000円くらいです。

 

ガソリン代

2017年6月現在は約140円/Lくらい。

日本よりやや高めです。

 

家賃

地域によっても違いますが、家族で住むなら、まず水に不自由したくないじゃないですか。

お湯も出てほしいし、電気もできれば停電して欲しくない。

あとは殴られたり襲われたくない。

これらを加味すると、住む地域が限定され、だいたい月100,000円~360,000円くらいが相場です。

もちろん、少し田舎行けば、月10,000円でも借りられます。

しかし、田舎に住んでいた私の知り合いの家では、

1週間停電とかよくありますし、

お湯なんてもってのほか、水が止まるので井戸まで汲みに行くことも。

ちなみに知人は、1.5Lのボトルの水でお風呂に入る方法を編み出していました。

気付いたら天井が破られていることもあるそうです。

防衛のため、棒術を独学で身に付けた天才もいました。

 

その点、私の住んでいる地域は電気も週に数回しか止まりません。

水も基本は大丈夫です。

セキュリティも最も高い地域の1つ。棒術は必要ありません。

それでも泥棒に2回遭っていますけどね笑

 

③日本より明らかに高い物

日用品

例えば、ティッシュ。

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日本なら普通5箱で398円とかあるじゃないですか。

こっち1箱で200円~300円しますから!

5箱で1,000円~1,500円ですよ?

もうね、男性諸君、困りますよね。

あの例のアレですよアレ。

ティッシュ高いから罪悪感もすごい助長されるわけです。

あと、鼻かむのとかすごい躊躇しちゃうよね。

私が風邪ひいて鼻をかんでいる時も、鬼嫁様に言われましたよ。

「それ今金かかってるの分かっている?」

なるほどね。

俺って鼻もかんじゃだめなんだって、悟ったよね。

 

他にもシャンプーであれば1,000円くらい。

おむつもサイズにも寄りますが、2,000円オーバー。ブランドによっては3,000円以上します。

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日本だとざっくり1,200円~1,400円くらいですよね。

育児あるあるで、おむつ交換した瞬間に漏らされることってあるじゃないですか。

そのショックったら気絶しそうです。

なので、お金がない我が家では、日中は布おむつです。

 

お菓子

ポテチは、写真のような150gで300円くらい。

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輸入品の板チョコは1,200円くらい。

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皆さんご存知の100円くらいのM&M’sは、こっちだったら200円くらい。 

このように輸入品はヤバ高いです。

輸送費や関税、中間業者の利益が乗っかるからでしょうね。

もちろん、安いお菓子もあります。

が、その中の一部は神がかって美味しくないものもあります。

安いスナック菓子は、正直食べられないレベルのものもあります。

 

子供の教育費

子どもの学校は、現地の公立に行かせれば安いですが、そんなわけにもいきません。

かといって日本人学校もまだないです。

しかし、インターナショナルスクールはね、ヤバいです。

もうね、バカみたいに高いんです。

学校にもよりますが、例えば一番多くの外人が行っている学校であれば、

幼稚園で年間80万円(2~3歳)~150万円(4~5歳)。

小学校で年間200万円。

高校は年間250万円ですね。

もうちょっとで医学部行けるんですけど!

補助金か何かない限り絶対不可能でしょ。

しかも学年にもよりますがレベルがかなり低いらしい。。。

このままだと、娘が二人小学生になったら、年間400万円確定です。

破産も確定です。

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④アフリカ特有のコスト

セキュリティコスト

ガードマンは雇うのが普通です。

ルワンダは他国と比べて安全なので、たまに雇わない人もいますが、私は雇っていない時期に2回泥棒にやられています。

今はセキュリティを相当高めたので、そういう被害は全くありませんが。

知人も雇っていない時に泥棒に入られています。

1万くらいで雇えます。

 

お手伝いさん

これはぶっちゃけ贅沢ですかね。

掃除、洗濯、食事、子どもの世話、庭の手入れまで何から何までやってもらえます。

月10,000円から20,000円で雇えます。

ルワンダに住んでいて、一番良いところは?と聞かれたら、たぶんこのお手伝いさん制度でしょう。

 

その他価格設定の不思議

この国ね、ボリュームディスカウントがないんです。

それどころか、量が増えると割高になるものがあります。

例えば100gのお菓子があるじゃないですか。

400gのサイズのお菓子は値段にして5倍になります。

こんなん絶対小さいサイズ買うじゃん!

前に聞いたんですよね。

「どう考えても大きいサイズの方が割安になるはずじゃないの?」

「量が多いから割高になるに決まっているじゃないか。」

 

…は?

 

このトンチに悩んで、はや2年になります。

 

まとめ 

このようにね、アフリカの生活コスト高いんです。

お金は溜まるどころは怒涛の勢いで減っています。

 

とりあえずね、私が言いたいのはただ1つ。

私はアフリカの物価水準を利用してお金を貯めているような嫌な奴じゃないです。

だからね、ブログ見てやってください。

 

 

 

 

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