アフリカ・ルワンダの衝撃的な寿司事情ですしおすし

今日もこんなブログにご訪問恐縮です。

アフリカ会計士の笠井です。 

以前、ルワンダにある、日本料理屋(経営者は日本人ではない)に行ってきました。

以下の写真はその時に撮った写真です。

 

f:id:yuga-kasai:20171009151606p:plain

 

さて、ちょっと左上から確認していきましょうか。

 

百まぐろせとろすし

f:id:yuga-kasai:20171009151630p:plain

くどい。

「とろ」と言えばいいものを、丁寧に「まぐろ」と「とろ」を同じ単語の中に混ぜているあたり、くどい。

「まぐろ」と「とろ」をつなげている「せ」ですが、これはきっと「背」のことでしょう。

トロの中でも、背トロを指しているに違いない。

そして、私が無知なのかもしれませんが、百まぐろってなんだ。

ここで、「百」は百も承知ということわざがあるように、十分、もしくは量が多い様を表していると強引に想像。

つまりこの寿司は、「十分な量のあるマグロの部位のうち背トロ部分の寿司」だと解釈できるでしょう。

 

いくら巻き

f:id:yuga-kasai:20171009151716p:plain

これは惜しいね、実に惜しいよ。

何人の方が気づいたでしょうか。

漢字、おかしいよね。

いくら巻かずに、なんかチケット発行しちゃっているよね。

ちょっと気になるので調べてみたのですが、「券」は小学校5年で、「巻」は小学校6年生で習うそうです。

つまり、この「いくら巻き」を担当した方は、小学5年生である可能性が高いということが分かります。

 

メッカ島ですし

f:id:yuga-kasai:20171009151746p:plain

さてね、どうしたもんか。

どの角度から突っ込めば良いのか。

まず、分かることは、メッカ島という島がこの世の中には存在し、そこで寿司を食べるという行為を意味していて、この名前から何の魚を使っているのか一切の判断が不可能だということ。

さらに、メッカ=イスラム教、つまりネタは豚ではないということは想像がつきます。

そして最大のポイントは、この寿司の名前を付けた者がFF(ファイナルファンタジー)11をやりこんだゲーマーの可能性が高いということ。

皆さんは、「ですしおすし」という言葉をご存知でしょうか。以下、ネット用語辞典からの抜粋です(「ネット王子」 https://netyougo.com/game/4728.html)。

 

「ですしおすし」とは文章の語尾に付ける言葉である。
「そんなバカみたいなこと即刻やめればいいだけですしおすし」などとして使用する。
元ネタはFF11におけるプレイヤーが「○○ですし」と語尾に「ですし」と付けること及び、彼がFF11内でよく用いるアイテムがお寿司であったこと。このことから「ですし」と「おすし」が組み合わさり「ですしおすし」となった。
そのため特に意味としては無いが、文章の表現を和らげる効果を持つとされている。例えば「お前なんて消えてしまえ」という言葉に「ですしおすし」と付けると「お前なんて消えてしまえですしおすし」と茶化した表現となる。
こうした「ですしおすし」や「ですし」という言葉の返答には「おすし」と返すこともある。

 

つまりこの寿司は、「豚なんか食べられるわけねぇだろ、メッカ島ですしおすし」

という、結局、FFファンが作った豚以外の何かがネタである寿司だということが分かりますし。

 

かずーのーこすし

f:id:yuga-kasai:20171009151814p:plain

もうね、言いづらいったらありゃしない。

伸ばす必要ないとおもうのですしおすし。

 

車海老

f:id:yuga-kasai:20171009151840p:plain

これだけ「すし」が付いておらず、海老を強調したいという意思が伝わってきます。

そのためか、寿司の横にわざわざ海老の身の主人の写真を付けています。

が、どう見ても、寿司に憑り付いたエビの霊にしかみえません。

 

あわぴすし

f:id:yuga-kasai:20171009151909p:plain

惜しいよね。

「ぴ」じゃなくて「び」ですしおすし。

 

カビアすし

f:id:yuga-kasai:20171009151937p:plain

全然分からない。

カ、カビア?

キャビアかな?

にしてはキャビアっぽくない。

いやね、私はこう見えて庶民派ですので、キャビア自体食べたことはほとんどないんですがね、赤ではなかったと思うのですよ。

で、調べてみたら、世の中にはレッドキャビアという名前があるそうですね。

一般的にはチョウザメの卵がキャビアなのですが、世界では魚の卵の総称をキャビアと呼ぶこともあるのだとか。

特に、サケ、マスの卵がレッドキャビアと呼ばれるそうで。

日本では、サケの卵をいくらと呼びますよね。

一方で、ロシアでは魚の卵の全般をいくらと呼ぶそう。

一部では、トビウオの卵をレッドキャビアと呼ぶそうですが、

日本では、一時期、トビウオの卵をレッドキャビアと呼び食品偽装問題に。

じゃあ日本でのレッドキャビアとは何かというと、ニジマスの卵と言われることも。

 

そうね、調べた結果、大混乱だよねこれ。

結局のところ、レッドキャビアが何のことか全然わからない。

とにかく何かの卵だということが分かりました。

しかし、当店には既にいくら券きがあります。

このいくら券きとキャビアを区別している時点で、サケの卵ではない可能性が高く、つまりは、サケ以外の何かの卵をカビアすしと言っているものと推測されます。

 

カビアすしの隣

f:id:yuga-kasai:20171009152002p:plain

もはやジャンプしても読めなかったので割愛します。

 

いがいすし

f:id:yuga-kasai:20171009152027p:plain

いがいという言葉すら聞きなれないですが、貝の一種で、調べてみると、いがいをつかった寿司は日本では登録されていないとのこと(どこかにあるかもしれませんが)。

これは満を持してあの言葉を言うしかありません。

イガイを寿司に使うなんて、意…。

 

おとろすし

f:id:yuga-kasai:20171009152051p:plain

たぶん、「お」が足りないね、これね。

おおとろの予定だったんだろうが。

ここを大トロにするなら、百まぐろせとろすしは中トロでよかったんじゃないかね。

 

まとめ 

以上かいつまんで分析してみました。

私のプロファイリングによれば、当該メニューは、「ファイナルファンタジー11をやりこんだ、ロシア人以外のイスラム系の小学5年生の方が、うろ覚えのまま作成したもの」だと推測できます。

 

味についてですが、うまくレポートできませんが、シャリは、液体の酢をかけてびちょびちょのまま、ギュウッッッッと握った感じです。

びちょびちょのギュウッてしたシャリに、新鮮みのカケラもないネタをのせた寿司で、なぜか甘いです。

醤油は独特の味を醸し出しており、日本の寿司を食べるなら付けない方が良いですが、こちらの寿司を食べるなら付けた方が良いでしょう。

 

皆さまも是非ルワンダに来た際には、名前と場所をお教えするので、勝手に行ってきてくればいいですしおすし。

 

 

ちなみに、ルワンダには日本人が経営しているKISEKIという、美味しい日本料理屋がちゃんとあります。

寿司を食べるならこっちに行くべきですしおすし。