召喚魔法「ハウスボーイ」
ご訪問ありがとうございます。
アフリカ・ルワンダ会計士の笠井です。
もしゴキブリをどうやって倒せば良いのか真剣に悩んでいる人は、読む必要のない記事です。
さて、ルワンダに来て、未だに慣れないことはたくさんありますが、そのうちの1つがゴキブリ。
虫のように湧いてきます。
しかし私って埼玉出身のいわゆるシティボーイじゃないですか。
千葉にも勝る日本の中心の埼玉では、ゴキブリってあまり見かけず耐性もありません。
だからいわゆるシティボーイである私はゴキブリが大嫌いなのです。
ドラミちゃんがゴキブリを嫌いなくらい嫌いです。
ちなみに、私の小さい頃の夢はドラミちゃんと結婚することでした。
別にずん胴体型が好きなわけではありません。
純粋にドラミちゃんの顔が好みだったのです。
話がゴキブリから恋バナへちょっとだけズレてしまいましたが、私はゴキブリが現れると、いつもハウスボーイ君(うちのお手伝いさん)を召喚します。
そして、別の部屋で事が終わるのを静かに待ちます。
しかしある日、一体どうやってゴキブリを倒しているのか気になってきたので、「ゴキブリ VS. ハウスボーイ」のデスマッチを観戦することにしました。
天下分け目の超決戦
日本でゴキブリを倒す方法と言えば、以下のことが考えられるでしょう。
- 毒霧:ゴキジェットなどで噴射
- 圧死:新聞紙およびそれに準ずるもので叩き潰す
- 毒餌:餌を持ち帰らせて根絶やし
- 罠:ゴキブリホイホイで捕まえる
しかし、彼の選択は上記のどれとも異なります。
道具を一切使わない、洗練された方法だったのです。
本当は1万円いただきますが、今日はこのブログを読んでいるあなただけに特別無料で教えます。
まずはゴキブリの先制攻撃。
アウトボクサータイプです、一定の距離を常に保ちながら威嚇。
はじめの一歩に出てくるスピードスター冴木選手のような戦い方です。
ゴキブリ「スピードスターといわれるこの足がある限りオレにとってリング上すべてが安全地帯さ!」
そうゴキブリが囁いています。
冴木選手同様、この時点で既に死亡フラグがたっています。
そして悲しいかな、ルワンダのゴキブリってね、鈍足なんです。
スピードとかね、もはや皆無です。
もうね、全っ然リング使えていないんですわ。
この足がないアウトボクサーに対し、ボーイ君。
お前の動きは全て見切っているぞと言わんばかりに、ノールックで触覚をキャッチ。
その所作は、宮本武蔵がかつて箸でハエをキャッチしたという逸話のごとく無駄のない動き。
そのまま、リング外(家の外)に連れ出してしまいました。
ま、まさかこのまま逃がすつもりなのか?
私は殺せと命じたはずだ。
死闘の中で愛でも芽生えたか。
ゴキブリに慈悲など必要ない!
私の命令に背くというのなら、それもまたよかろう。
ヌシにも罰を与えねばならないな。
そう思い、ボーイ君に近寄ろうとした瞬間です。
彼は急にメジャーリーグにいた野茂選手のように、もしくはドッチ弾平の嵐のように振りかぶり、そのまま時が止まりました。
一瞬、ジョジョに出てくるDIOのスタンド、ザ・ワールドが発動されたのかと思いましたよね。
そして時は動き出す
ゴキブリはそのままコンクリにものすごい勢いで叩きつけられたのです。
叩きつけられたゴキブリはリバンウンドし、空中を華麗に舞いました。
美しくも儚く、そして輝いているゴキブリ。
その倒し方に、私思わず思いましたね。
どうかご慈悲を
そして、ゴキブリはそのまま動かなくなりました。
死因は全身打撲。
かくして、天下分け目の超決戦はハウスボーイの圧勝。
予想外の倒し方に場内唖然。
叩き潰しても死なないあのゴキブリが、叩きつけるという行為で簡単に死ぬというこの事実はやがて世界中を駆け巡ることでしょう。
ゴキブリの倒し方のススメ
私は召喚魔法「ハウスボーイ」を唱えられるので、正直絶対にこんなこと自分でやりません。
というか、触角すら触れません。
が、皆さんはご自身でこの技を扱えるように修行してください。
そして、やがてこう思うでしょう。
やっぱり殺虫剤がいいや、と。
この技を身に付けたいと思わなかった方、ドッチ弾平がもはや何のことだか分からない方は、ポチッと押していただけますと、ゴキブリは殺虫剤で殺していただいて結構です。