知らないと死ぬアフリカ交通事情~追い越し~

突然ですが、私、ルワンダでうんざりしていることがあります。

 

鬼嫁様ではないです(否定はできませんが)。

 

ルワンダの交通事情にです。

 

ルワンダ人って、普段はとても温和で優しい人たちなんです。

 

でも車に乗るともう人が変わってしまう。

こち亀の本田くらい人格変わるんです。

 

あと滅茶苦茶なんですよ、交通ルールが。

もはやルールとは呼べないですね、ただの建前です。

 

その結果、普段街走っているとよく見てしまうんですね、事故現場。

バスがグチャってなって、人々が泣き叫んでいる現場を。

可哀そうで見てられないです。

 

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 (イメージ画像)

 

でもね、残念ながら、事故は起こるべくして起きています。

 

モノ申したいことはいっぱいありますが、とりあえず今日は、「追い越し」について。

 

まず、現地の人たちは追い越し依存症なんです。

3度の飯より前方の車両を抜かしたんだと思うんです。

食欲をおさえて、睡眠欲、性欲、追越欲が3大欲求なんだと思うんです。

 

まず、車間距離は常に1~2 mくらいね。

もう抜かしたいって欲求が車間距離に表れてるんですよ。

ドライバーの顔が見えなくても、

興奮してハァハァ言っているのが手に取るように分かるんです。

 

 

例えこっちが60km/hや70km/hで走っていても車間距離1~2 mくらいに詰めてきます。

もうバックミラーには車しか見えないんです。

もうあなたしか見えないんです。

 

で、ブレーキを少しでも踏むとどうなるか。

そう、事故るわけですな。

 

この問題は、残念ながら一部のドライバーには解けないんです。

京大の入試試験くらい難しくて解けないんです。

 

実は私もルワンダに来て3か月くらいの時に、バスに追突されました。

当時はそんな追い越し依存症患者が多いって知らなかったから、

俺、狙われてるって思ったね。

 

車の後部は大破。そのまま路肩のガソリンスタンドの壁に突っ込むという事態。

 

もちろん、付き飛ばされた方向が逆(対向車線)だったら、死んでたわけで。

今頃、空からブログを書いていたわけで。

 

さらに、一部の人はカーブでの追い越しに生きがいを感じています。

カーブにさしかかると一種のトランス状態になるんですな。

 

 

カーブで追い越しをかけるとどうなるか。

 

そう、事故るわけですよ。

 

この問題もね、解けないんです。

 

カーブ走っていると気づいたら目の前に対向車がいるんです。

 

浮気中に彼女に会ったときくらいの衝撃ね。

「お前、なんでここにいるの」的な。

驚きと焦りと恐怖が入り混じった不思議な感覚ね。

 

あと、可哀そうなのは、カーブのところにある家や店です。

何度も事故で破壊されているわけ。

これこそまさに「事故物件」なわけなんですよ。

 

私がこの家や店の会計担当したら、

なんとしても追突事故引当金って科目作ります。

 

あと、私のオフィスの近くにキリンの像があるカフェがあるんですけど、

そのキリン、過去何度も首が飛んでいるそうで。

オーナーもね、何でそこにキリン置くかな

キリンもね、なんで俺ここにいるんだろって、

なんでこんなに首飛ぶんだろって思っているはずですよ。

 

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(首がよく飛ぶキリン)

 

ケニアでもおかしかった。

二車線のはずなのに、四車線あるんです。

皆抜かそうとして歩道を走るんです。

で、詰まって渋滞するという。

 

そう、アフリカの歩道は車道なんです。

 

世の中、道はつながっているって名言があると思うけどね、

車道と歩道は分けるべきだと思うんです。

 

 

 

 

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